マキちゃんち

主に日々のキッチンからのお話を書きます。たまにドラマや脱線話・・・

自閉症を描く映画

昨日見つけたネット記事。

h-navi.jp

 

前にも少し書いたことがありますが、うちの長男は自閉症です。

現在24歳。

福祉、就労継続支援B型の店でクッキー作りをしています。

息子の話は、そのうちに。

 

 

昨日見た「自閉症を描くオススメ映画11作品」という記事を見て、私の好きな作品や思い出深い作品がいろいろありましたので、感じたことを書きたいと思います。

 

ぼくはうみがみたくなりました

 

息子が障害児とわかった頃に、この映画の企画・原作・脚本の山下久仁明さんのホームページをよく読ませていただいていました。

脚本家として、活躍されていましたが、当時は「レインボーおやじ」というHNで、日記や掲示板で勇気をいただきました。

20年ほど前の話です。

まだまだ「自閉症」という文字だけが先行していて、周りの方の理解も少なく、親の育て方の悪くてそうなった、とか言われていた時代でした。

当時は、とにかく情報が欲しかったです。

どんなふうに育つのか、将来はどうなるのか、情報が少なすぎるのも親を不安にするもんです。

その頃、パソコン通信からインターネットの時代となり、まだダイヤル回線で接続していた時代でしたが、いろいろな先輩ママや先輩お父さんの日記を読ませていただき勉強させてもらいました。

レインボー親父さんもその中のお一人で、ぼくうみの本を出版された時に、本にサインを書いてもらいました。

その後、映画化されて、私は、自閉症協会の上映会で見ました。

  

突然自閉症の青年と知り合った、主人公の女性が一緒に行動することになって、いろいろ理解していくのですが、丁寧に描かれています。

自閉症ってどんな障害?と聞かれた時におすすめできる映画です。

 

 

 

海洋天堂

 
監督はシュエ・シャオルーさん。

北京バイオリンの監督さんです。

この作品は中国映画のアクションスターのジェット・リーが主役で自閉症の青年の父親役で出演しています。

今まで、自閉症者と家族の映画やドラマはありましたが、この作品は親亡き後について考えさせられる映画でした。

 

www.youtube.com

 

北京バイオリンを撮った監督らしい人間関係が繊細に描かれています。

この映画のDVDを持っているのですが、特典映像でジェット・リーのインタビューがあり、「普通の子育ては子どもが成長すると卒業する、だけど障害者の子育てには卒業がないんだ」と語っていて、それを聞いた時にズシッと重たいものが心に乗っかったのを覚えています。

親が安心して先に死ねる環境はまだまだ難しいです。

 

 

able エイブル

 

最初は言葉も障害のことも詳しくなかった夫婦が二人の青年を預かることになり、お互いがだんだん打ち解けていく様子が丁寧に描かれています。

アメリカの障害者支援施設の様子も出てきます。

言葉が通じなくても、だんだん通じ合っていく過程が素敵でもありました。

DVDはableの会から購入することができます。

 

マラソン

 

この映画は本当に心が打たれました。

とにかく泣いちゃう映画です。

10年以上たったら、映画の予告編がなくなっちゃうんですね。

残念。

主人公の自閉症の青年のお母さんは「私の願いは、この子より1日長く生きること」と語ります。

この映画の公開当時、私はこのお母さんの気持ちが理解できなかったんです。

漠然と、世の中はそんなに悪くない、と信じていた部分もあります。

だけど、この物語の主人公チョウォンの年齢に息子が近づくにつれ、このお母さんの気持がわかるようになってきました。

この映画公開時の韓国の障害者支援は決していいものではなかったみたいです。

偏見もすごい。

でもね、日本でも、この親子と同じような経験をした親子は結構いるんですよ。

そういう現実がわかってきた時にこのお母さんの気持ちがわかるようになってきました。

この映画、涙が出る映画です。

でも、一般の人と障害者の家族では、涙が出るシーンが違うと思います。

一般の人は、マラソンのシーンで涙がでるんじゃないかな。

でも、私が泣けてきて仕方がないのは地下鉄のシーンです。

チョウォン役のチョ・スンウさんが素晴らしいです。

日本では馬医というドラマで主役を演じていました。

彼は、映画とミュージカルの舞台で活躍されています。

ジキルとハイドは彼の当たり役です。

 

キム・ミスクさんも素敵ですが、何より、今でこそ主役俳優ですがアン・ネサンさんがお父さん役で、登場します。

家族のあり方についても考えさせられました。

障害のある兄弟のいる兄弟の気持ち、これはうちの娘たちにも重なるところがあります。

 

 ただし、日本版「マラソン」は私はだめでした。

あんなに現実は甘くないよ、と言いたいですね。

理想論だけのドラマのような気がしてだめでした。

同じドラマなら「光とともに」が素晴らしいです!!

 

番外編 くちづけ

 

この映画が入っていなかったのですが、私的にはおすすめしたい映画です。

映画は、明るくほのぼのと進行していきますが、障害者を取り巻く環境についていろいろ考えさせられます。

 


映画『くちづけ』プロモーション映像

 

親亡き後の子どものこと、障害者年金を親が管理していて使い込まれてしまい、本人がグループホームを出ていかなくてはいけないエピソード、私の周りで聞いたことがあるようなエピソードがいろいろ出てきます。

 

 

と、いろいろ思い出して書いてみましたが、また見たい映画がいろいろあります。

1TBためている映画にも障害者の登場する作品がいろいろあるので、今年は映画三昧の1年にしたいです。