これは、私のおじいちゃんの味の料理です。
祖父は漁師だった人で、魚料理が得意な人でした。
祖父が煮付けた魚は、薄味ですが、魚の臭みは全く無く、とても上手でした。
遠洋漁業の船に乗って、まかないを作っていたこともありました。
その祖父が、近所の漁師さんに小魚をもらうと魚をさばいて、皮と骨を取り、大きなすり鉢を足の裏で挟み込んで、長いすりこ木で魚をすり身にしていました。
とにかく丁寧にすることで粘りが出るんだ、と言っていました。
そのすり身をすまし汁の具にしたり、油で揚げててんぷらにしてくれました。
今日は、すり身のてんぷらを作りますね。
材料
魚のすり身 600g
塩 小さじ1
砂糖 大さじ1
卵白 1個分
片栗粉 大さじ3
作り方
すり身をすり鉢に入れて、よくすります。
塩、砂糖、を入れてすり混ぜて、卵白と片栗粉を入れてよくすっておきます。
ここまでは、先日作り置きをして、ジッパー付き袋に入れて冷凍してありました。
てんぷらはいろいろ具材の応用ができますが、今回は玉ねぎのてんぷらにします。
大きめのみじん切りにした玉ねぎ1/2~1個分を入れて混ぜます。
今日は、にんじんの細かいみじん切りも入れてみました。
よく混ざったら、180度の油で揚げます。
形は、木べらや木のしゃもじの上で平らにして、お箸を下から滑らせて油に入れて揚げるか、中華料理の肉団子を作るように左手にすり身を持ち、親指から団子を丸く出しながら揚げていきます。。
ごぼうのてんぷらの場合は、平らに揚げたほうがいいです。
今回は丸い形で揚げてみました。
応用
カレーてんぷら
すり身に玉ねぎを入れて、カレー粉を少々入れます。
ごぼうてんぷら
ごぼうをささがきにして水に晒し、すり身に混ぜて揚げます。
爆弾てんぷら
すり身に、一味唐辛子少々を混ぜててんぷらにします。
食べるととてもホットです。
コーンてんぷら
冷凍ホールコーンをすり身に混ぜて揚げます。
子どもさんが喜びそうですね。
後、紅生姜を混ぜたり、にんにくのみじん切りを混ぜたてんぷらも高知の蒲鉾店の店頭で実演で販売されています。
一度お試しくださいな。