台風の影響で、今日は大雨の高知市でした。
ものすごい雨で、BSのチャンネルも見られないくらい降りました。
皆さんの地域はどうでしょうか?
さて、現在、自由劇場でミュージカル「李香蘭」が上演されています。
以前は劇団四季が上演していたのですが、訳あって浅利演出事務所主催で上演されています。
この物語、山口淑子さんこと李香蘭の戦中戦後の波乱に満ちた物語とその頃の情勢、満州での物語などが描かれています。
何度かドラマにもなりましたから、李香蘭の物語や歌をご存じの方も多いと思います。
私が子どもの頃、フジテレビで「3時のあなた」というワイドショーが放送されていて、山口淑子さんが司会をしていました。
さて、ミュージカル李香蘭ですが、初演は1991年。
音楽を三木たかしさんが書かれています。
とても美しいメロディで国産ミュージカルとしてはかなりクオリティが高い作品です。
劇団四季:『ミュージカル李香蘭』東京公演:プロモーションVTR
劇中、蘇州夜曲などの当時のヒット曲を李香蘭が歌うシーンもあります。
そしてもうひとりの「よしこさん」川島芳子が物語を進行していきます。
そして、一番心に残ったシーンなのですが、特攻隊の青年が出撃前に最後の手紙を読むシーン、このシーンは心に重く残ります。
山口さんは戦後、中国で漢奸罪で裁判にかけられ、死刑が求刑されるのですが、日本人であることが証明され、釈放されます。
その時に、裁判長が「憎しみを憎しみで返してはいけない、そうでなかったら争いは未来永劫続いてしまうことになる。徳を持って恨みに報いよう」と言います。
なんか、この言葉、今の情勢にあう言葉ですね。
この舞台を私は、両親の友達で満州から引き上げてきた女性の方と一緒に見ました。
その方のお父さんは、山口淑子さんのお父様から中国語を習っていたそうです。
その方が戦後、男の子のように髪を短く切って、船で下関(だったと思います)に引き上げてきて列車で東京に向かい、上野駅の明かりが見えた時、やっと日本に帰ってこれたんだなと思ったそうです。
その方が「真紀ちゃんは、これはドラマだと思うでしょ、けど、この中に出てくる話は私がすべて経験した話なのよ」とおっしゃったのを今でも覚えています。
このミュージカルはなかなか地方公演がないのですが、絶対見ておいたほうがいい物語でした。
ありがとう
夏野菜の揚げ浸し、彩りがキレイで美味しいからたくさん作って私も置いておきます。ナスも美味しいですよね!
特に暑くて食欲が落ちるこの季節(残念ながら、私は落ちない!!)色の濃い野菜もたっぷり入れて食べるとビタミンが取れていいですよね。